2013/04/18

変化を楽しむ


桜並木で有名な目黒川
新緑の姿はちょっと京都のような趣があってよかった


この三次元の世界において
見えるものそのものと
またそれとの関係は常に変化をしていきます。

諸行無常です。

一見、変化のないものも実は変化しています。
安定しているものがあるとしても長いスパンで見ると変化はしていて
ゆっくり移ろいゆくものもあれば急変するものもありますが
とにかく変化し続けます。
それは誰にも止めることはできません。
地球が自転している限りは私はそうだと思います。
もし不変にしたいものがあるとするならば
変化を止めようとするならば
それはエゴでしかありません。
そこに囚われてしまうと無理が生じます。
自然の摂理からすっかり外れていることだと思います。

日本人は四季を体験しているので
変化に敏感だと聞いたことがあります。
変化を楽しめるととても人生が豊かになるのではないでしょうか?
例えばある事柄が自分に近づいてくることや
ある人が自分から去って行くこと
あるルールが変わったりある地位が変わったり
しわが増えたり、食事の量が減ったり
探し出すときりがないくらい本当にいろいろな変化が常にあるものです。
それらのちょっとした兆候みたいなものをとらえると
人生とは流れのようなものだと感じることができます。
と同時に、自分がそれを固持しようとしていることにも気づかされます。
その手でぎゅうっと握っているそのことは
果たして本当に意味のあることなのか考えさせられます。

サーフィンをしている時
私が一番上手だなと思う人は
一見、波になりそうにない波を選んで
実はすごいきれいに割れる波で
それに乗ってスマートにライデンィングする人です。
ちょっとした変化を上手にとらえている姿は見事です。
投資家はこの力が長けているのかもしれませんね。
風を読んだり、海のうねりを見たり、川の流れをとらえたり
その力をお借りする様々なアクティビティがありますが
常に止まることのないもの中から
自分にとって大切なものを見つけることができる力は
変化への適応能力が養われるような感じがします。

変化を楽しんで生きていきませんか?
そこには人生を楽しくするヒントが常に隠れています。

桜の美しさも移ろいゆくからこそではないでしょうか?
芽吹いて花が咲き、散って、青々した葉になり
葉も散って、また枝だけになる
どう変化していくことも
プラスのエネルギーであることに違いないのです。